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遺影写真~エンディング ポートレイト~

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エンディングノートブームだ。
我が父へも、この本をプレゼントした。

『エンディングノート』<もしもの時に役立つノート>

遺言なんて、大げさなものじゃなくって
もっと気軽に。
残された家族にメッセージを残して欲しい。

だって明日、ぽっくり死なれちゃったら、私は途方に暮れる(゚ω゚)もん。


地震がいつ起きてもおかしくないから
父だけじゃなくって、自分自身にもそれは言えること。

死を考えることは、生を考えること

だと思う。


私が、社会に貢献できることって何だろう

って考えた時に、やっぱり「写真」だった。



その人が歩んできた、歴史とか生き様みたいなものが
にじみ出るような、写真が撮りたい。


遺影写真に、挑戦してみようかと思う。

遺影写真っていうと、縁起が悪いとか
そう思うんだろうな。

私はそんなイメージを覆したい。

あくまでも、ドキュメンタリーの流れとして撮る。
その人と、会話をしながら。

その人が一番好きな物や趣味をしている場所で。



ご興味がありましたらお気軽にご連絡ください。
seelayphoto(アットマーク)gmail.com




最期の迎え方、気軽に託す
エンディングノート
(2012年1月15日 読売新聞)


 東日本大震災以降、生き方や絆の大切さを見直す動きが広がる中、改めて人生を振り返り、最期をどう迎えたいかを生前に書き残しておく「エンディングノート」が、県内でも中高年を中心に高い関心を集めている。書き方を指導するセミナーは参加者が増え、書店には多種多様なノートが並ぶ。人気の背景を探った。(益田耕平、加藤哲大)

 エンディングノートとは、葬儀のスタイルや延命治療の方針、死後に残す不動産や預貯金といった財産などについて、家族に伝えたい情報を書き留めるノート。本格的な遺書のような法的拘束力はないが、気軽に自分の思いを書き込めるのが特徴だ。

 昨年10月公開のドキュメンタリー映画「エンディングノート」では、がんを告知された男性がノートを書き、死後の段取りを家族に示す姿が描かれた。県内でも20日まで上映されているが、幅広い世代に好評といい、ノートの関心度アップに一役買っている。

 相続に関する相談業務などを手がける民間会社「相続手続支援センター石川」(金沢市松島)は、自分史や死後の段取り、家族へのメッセージなどをまとめた冊子「わたしの歩いた道」を提案。2007年から年数回、書き方セミナーを開いている。震災のあった昨年の参加者は約80人で、前年から2倍以上に増えた。

 参加者は70~80歳代が多かったが、最近は高齢の親を持つ50歳代などが、親に書いてもらおうと参加する例も増えたという。同センターの新喜章弘所長(34)は「最近は核家族化が進み、子が親の友人を知らない人も多い。親の死後、何をすればいいのかわからない人が増えているのでは」と話す。

 若者の参加者も少しずつ増えているといい、30歳代の女性は「自分が生きていく上での過ごし方が変わった。人生の整理整頓を心がけたい」と感想を書き残した。新喜所長は「エンディングノートは自分を見つめ直すことにつながる。より良く生きるきっかけにしてもらえれば」と語った。

 金沢市鞍月の金沢ビーンズ・明文堂書店では、数年前から「エンディングノート」を取り扱い、現在は1階の暮らしのコーナー、2階の遺書・相続関連のコーナーで計10冊程度を並べている。日記帳のような気軽なものから、遺書に近い堅めのものまでさまざま。介護保険制度の紹介や、葬儀の手続きなどの情報も記載されている。

 同店の西沢由香・金沢エリアプランナー(28)によると、昨秋の映画公開後、中高年を中心に問い合わせが増えたという。西沢さんは「いつ何があるか分からない時代だけに、自分の生きていた時の事を知ってほしい気持ちがあるのでは」と話している。







「エンディングノート」とか「事前指示書」って何?
家族らに書き残しておく「覚書」
(2011年10月19日 読売新聞)

 「エンディングノート」というのは、病気で判断力や意思表示の能力を失ってしまったり、事故などで突然の死を迎えたりする前に、延命治療を望むか、望まないかなどの治療方法についての希望、葬儀のやり方、財産や貴重品についての情報、相続についての考えなどを、家族らに向けて書き残しておく「覚書」です。

 最近、映画の題名になったことでも話題になりました。こうした意思の表明は「事前指示」と言われています。法的な効力は認められていませんが、いざという時、家族らの戸惑いをより少なくするために役立つと考えられています。

 とくに、「病気が悪化したときは、人工呼吸を含め、考え得るすべての医療行為を行ってほしい」「がんの末期状態で意識がなくなっても、痛みを抑える治療は十分して欲しい」「自分で食べられなくなっても、胃ろう(胃に穴を開けて流動食を入れたりする処置)はして欲しくない」「十分生きたので、たとえ倒れても、救急車などは呼ばずに自宅で看取って欲しい」「自分が判断能力を失ったら、医療行為に関するすべての決定権を○○氏に任せる」――など、終末期の医療についての希望を周囲に伝えておく文書は、「事前指示書(リビング・ウィル)」と呼ばれています。

 厚生労働省の「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」(2007年5月)などでも、本人の意思が明らかな場合には、これを優先するように求めており、事前指示書を書くことの大切さが、少しずつ認識されつつあります。

 家族の反対や、医師、医療機関の判断で、本人の意思通りにならないこともありますが、家族と主治医が、事前指示の内容を尊重しながら、治療方針について話し合うことが大切でしょう。

 事前指示書には決まった書式はありませんが、記入項目を整理した有料のものや、無料で入手できるものもあります。それらを参考にしながら自分なりの指示書を書いてもいいでしょう。市販のものを購入する場合は、一定の期間を経て、何度か書き直す必要が生じる可能性も考えて、できるだけ安価で、自分にとって記入しやすいものを選ぶのがよさそうです。
(調査研究本部主任研究員 浜田 真彰)





人生の引継ぎ「ノート」でスムーズに
(2011年2月18日 読売新聞)
老後設計 ファイナンシャル・プランナー 山田 静江

 いわゆるエンディング・ノートがブームになりつつあります。昨年コクヨが発売したノートはすでに5万部を超える売れ行きだそうで、日本がいよいよ高齢社会となったことを実感します。私がかかわっているNPOでは、2004年に「ラスト・プランニングノート」というノートを作成して、ノートの販売や書き方セミナーの開催などの普及活動を行ってきました。2008年頃から急に問い合わせが増えて、これまでに2万部以上を発行しています。やっと「時代が追いついてきた」という印象です。

バトンタッチの道具

 エンディング・ノートは、いろいろな種類のものが出ています。名称や記載する内容はそれぞれ異なりますが、共通しているのは、「自分の人生を振り返って財産や人間関係の棚卸しをし、自分の持つ財産や人間関係を、次の世代にスムーズに引き継ぐためのツール」だということです。

 人が亡くなると、葬式や埋葬などの葬祭関係のほか、年金や健康保険、金融機関、税金などの手続き、相続手続きおよび財産処分などやるべきことはたくさんあります。しかし、どんなに優秀な人でもこれらの手続きは自分で行うことはできません。必ず誰かに頼むことになります。

 葬式や埋葬はどうしたらいいか、菩提寺(先祖代々お世話になっているお寺)はあるのか、亡くなったことを誰に知らせたらいいのか、どの銀行に預金があるのか、保険は入っているのかどうか、権利書などはどこにしまってあるのか……。配偶者や子などの身内ですらわからないことはたくさんあり、手続きの煩雑さに疲れきってしまう人が多いのです。せめて、ヒントとなる情報が書き残してあれば遺族は助かります。また、最近は相続トラブルが増えています。

 でも、いきなり遺言を書くのは抵抗があるという人も。そういう場合、まずはノートに財産を書き出して整理することで、徐々に自分の考えをまとめることができます。もちろん真剣に相続対策を行うなら、法的に有効な「遺言」を残しておくことが必要です。

 最初は、「死を意識して書き残すなんて、縁起でもない」と考えていた人も、実際に記入した後は、人生をいったん整理したことで残りの人生を楽しむ準備ができたと感じるようです。

目的ごとに3種類

 エンディングノート、遺言ノート、自分史ノート、ラスト・プランニングノートなど、名称はいろいろありますが、何に重点を置いているかで、大きく3つに分けられます。

 (1)自分史
  これまでどんな人生を歩んできたか、簡単な自分史を書いたり、現在の人間関係など、その人を人生の歩みを書き残すことを主な目的としたノート。認知症の方を介護するときには、その人の人となりがわかると介護がしやすいといいます。また、葬式などで故人をしのぶときの紹介するときに手助けとなるという意見も。

 (2)財産管理
  その人が持つ財産状況を詳しく記載できる。相続対策が必要な場合や遺言を書くときの手助けになる。

 (3)人生末期に使う情報の管理
  延命治療が必要なときにどうして欲しいか、自分が亡くなったときに、誰に知らせて欲しいか、菩提寺はどこか、戒名はどうするか、どういう葬式にするか、お墓はあるか、など、死後整理に重点を置いている。

 (1)~(3)それぞれに特化して細かな説明を加えているものもあれば、各項目を少しずつバランスよく配して、これからの人生で準備すべきことを書き出すタイプもあります。自分は何を重視したいか、あれこれ比べて、自分の気持ちに合うものを選ぶことが大切です。また必ずしもすべて書き込まなくてもいいのです。一部だけ記入しておいても十分役立ちます。

主な項目は?

 どのような情報を記載するのか、「ラスト・プランニングノート」を例に説明します。

 (1)これまでの自分、現在の自分
 自分とはどんな人間かをわかってもらう項目です。
 生まれたときから現在までの自分の歩み、かかわった人々を記録し、現在の自分に関する情報を記録します。

 <項目例>
  自分史
  趣味・ボランティア活動など
  人間関係
  病気の記録
  自分の関係者と連絡先

 (2)財産の状況
 自分がどんな財産を持っているか(不動産、金融資産など)、年金やの受給状況、借り入れ状況、その他の資産などを整理しておきます。他人に見られる可能性のあるものなので、残高などは書かなくてもかまいませんが、どの金融機関と取引があるか、どこに財産があるかを記録します。
 プラスの財産だけでなく、マイナスの財産(借金や連帯保証人の地位)も相続の対象となります。連帯保証に関するトラブルは多いので、必ず記録して相続人にわかるようにしておくことが重要です。
 相続の対象とならないようなものでも、自分が誰かに残したいものがあればそのことを書いておくことで、自分の意思を伝えられます。

 <項目例>
  金融機関
  生命保険・損害保険
  不動産
  借入れ
  その他の資産

 (3)死後整理や葬式、埋葬方法
 核家族化や価値観の変化により、従来とは異なる葬式や埋葬を望む人が増えています。一方、菩提寺や先祖代々の墓地など、守るべきものを持つ人もいます。同居が当たり前の時代には何も言わなくても伝わりましたが、現在では親から子、孫へ意識して伝えていかないといけません。

 <項目例>
  葬式・菩提寺
  戒名
  墓
  家系図
  慶弔記録

 今の日本の問題の多くは、高齢者が増えたことが大きな要因と言われていますが、寿命が延びたということはマイナスばかりではないはずです。自分の死後を託す人の手続きが楽になるように、という理由だけでなく、自分の生き方・考え方・財産を次世代に残すために、ノートを活用していけばいいのではないか、と思います。

 次回は、ノートの活用法を考えてみたいと思います。

【私のつぶやき】
 ラスト・プランニングノートを作成した頃は、他のグループの方々から、「何変わったことやっているの?」という目で見られましたが、今や中高年の必須アイテムになりつつあるようです。
 長年、手弁当で普及活動をしてきた私としては、大変喜ばしく思っています。



お葬式、自分でできる備え
(2011年4月21日 読売新聞)


ファイナンシャル・プランナー 山田 静江
 東日本大震災では、人が亡くなるということについて、改めて考えさせられました。印象的だったのは、身内の死亡を確認された方々が、お見送りや埋葬をきちんとできなかったことに心を痛めていらっしゃる様子です。人の死は悲しくつらいことです。遺族がその悲しみや辛さを乗り越えるためには、どんな形であれお別れのセレモニーは必要と感じました。

亡くなった後の希望をしっかり伝える

 高齢化社会を迎えて、お葬式やお墓が話題になることも多くなり、経済誌までが特集を組むほど注目される分野となりました。高額な葬儀費用への反感から、葬式はいらないと考える方も増えているようですが、「お別れのセレモニー」としての役割を考えると、見送る立場の人の気持ちを考えておくことも必要ではないでしょうか。

 また、お葬式や埋葬は自分で行うわけにはいかないので、希望があるなら遺族に伝えておかなければなりません。

 どんな形を選ぶにしても、遺族などに伝えておくべき情報というものがあります。エンディング・ノートは、こういった葬送や埋葬に必要な情報や自分の希望を伝えるツールになります。

死亡届、火葬許可、葬儀…手続は煩雑

 人が亡くなったときには、多くの「やるべきこと」があります。配偶者や親を亡くした経験のある人は、手続きなどの煩雑さに驚いた経験があるのではないでしょうか。そのスタートとなるのがお葬式です。

 死亡を確認したら、まずは死亡届けを出し、遺体を火葬するための許可書を受け取らなければなりません。業者が代行してくれることも多いのですが、手続きしてもらうには死亡後すぐに葬儀業者を選ばなければなりません。そのあと、どういうお葬式をどのように行うかを決めて依頼するのですが、時間が限られているので大変です。

 このとき必要な情報は、以下のようなものです。

(1)死亡したことや葬式日程を知らせたい人(人間関係)
 親子や夫婦といえども、相手の交友関係や親族との関係などは、わからないもの。親族や友人関係でキーマンとなる人がわかれば、その後の連絡を手伝ってもらったり、葬式の参列者人数の予想などを相談したりすることができる。

(2)宗教・宗派の情報(仏式なら、菩提寺・戒名の有無など)
 お葬式で宗教をどうするかは重要な問題。仏教・キリスト教など、同じ宗教でも、宗派が分かれていてそれぞれに葬儀のやり方が決まっている場合もあるので、確認が必要。生前に戒名を受けているならそのことを伝えておく。

(3)お葬式の希望
 「近所の人には知らせないで家族で見送って欲しい」「花祭壇がいい」など、お葬式について希望がある場合や、依頼する業者を決めている場合には、内容や連絡先などを書いておく。「無宗教葬」「音楽葬」など特別な葬式を希望しているなら、親族には自分の希望をあらかじめ伝えて根回ししておく。

(4)資金準備の有無
 予算を決めるときに必要。資金準備があるなら伝えておきたい。

(5)遺影はどれを使うか
 葬式で困ることの一つが、遺影に使える写真が見つからないこと。お気に入りの 写真はわかりやすいところに保管しておき、家族にも伝えておく。

葬式を行うときには、短時間でいろいろな判断をしなければなりません。(1)~(5)について把握していれば、遺族の負担は軽くなります。

 若くして親を見送った方で、親族にあれこれ言われてお金もないのに立派な葬式を行った結果、数百万円の借金を背負ってしまったという例もあります。

 9割の方が仏式で葬式を行う日本では、戒名の問題もよく発生します。寺院墓地に納骨する場合には、通常その寺の宗派の戒名でないと受け入れてもらえません。トラブルを避けるために、菩提寺の情報は大変重要です。

お墓の希望はよく話し合って

 「(自分が)死んだらお骨はその辺に撒いておいて」というセリフを聞くことが増えたような気がします。自然葬ならお金もかからないし、簡単にできると考えがちなようです。しかし、一口に自然葬といってもいろいろ種類がありますし、抵抗を感じる人も少なくありません。実は故郷に先祖代々の守るべきお墓があって、亡くなったあとに親族からそのことを指摘されて困ったという例もあります。

 約2日間のイベントであるお葬式に比べて、お墓や埋葬をどうするかということは、より重要な問題です。残された者にとってお墓が心のよりどころになることもあるので、希望を書いておくだけでなく、事前に家族などと話し合っておくことをお勧めします。

 私もそうですが、多くの人は自分が明日亡くなるとは考えません。しかし「平成21年人口動態統計(確定数)の概況」によると、同年の不慮の事故による死亡者数は3万7756人です。急病で亡くなる方も含めれば、死ぬとは思わなかった数万人の方が、毎年亡くなっていることになります。

 死は決して他人事ではありません。節目の年代になったら、人生の卒業式に向けてエンディング・ノートの活用を考えていただければと思います。
【私のつぶやき】
 今回の震災では、通常時の「不慮の事故による年間死亡者数」の7割以上にあたる方が死亡・行方不明となりました(死者1万4013人、行方不明者1万3804人、計2万7817人/4月20日現在)。約2万8000もの辛い別れがあったのかと思うと、胸が苦しくなります。当分は生活復興が優先となりますが、なるべく早い時期に、亡くなった方々の追悼セレモニーが開催されることを願います。

プロフィール
山田 静江 (やまだ・しずえ)
 1961年東京生まれ。CFP(r)。銀行、税理士事務所、FP事務所を経て独立。お金に関する記事の監修・執筆、相談業務、セミナー講師などを行っている。娘2人。WINKS代表、NPO法人らしさ副理事長



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